人はうしろめたい事があるとよくしゃべる
まず、単に「よくしゃべる」といっても大きく2つのパターンに分かれます
1、社交的で会話のキャッチボールを楽しみたい
2、沈黙が耐えられずしゃべり続ける
1は相手との意思疎通(仲良くなりたい、相手の事を知りたい)を図りたくてしゃべるのに対し
2は自分の為(沈黙が気まずいから嫌だ)にしゃべるので、話し方が一方的で息苦しく感じます
ここまでは説明しなくても皆さん、肌で感じ取れる事だと思います
問題は冒頭に書いた「人はうしろめたい事があるとよくしゃべる」です
例えば夫婦間での会話の一コマ
妻「昨日は遅かったわね」
夫「き、昨日は急に飲み会に誘われちゃってAさんと飲んでたんだ。その後B君も合流して長くなっちゃってさ~、早く帰りたかったんだけど話込んじゃってね~、そしたらAさんがなんたらかんたらで…B君が今度なんたらかんたらで~…」
妻「…」
夫「あ、そういえば、こ、この前話してたイタリアンのお店いつ行く?!今度の日曜どうかな?!」
妻「今度の日曜は接待ゴルフって言ってなかった?」
夫「(汗)(汗)」
この夫は嘘をついていますね
妻の「昨日遅かったわね」という一言に対し、これほど一方的に話し、話題を変えようと焦っています
これは質問されたら困る、や、隠したい事がある時に働く「自己防衛心理行動」です
「君には関係ない事だ」「心配しなくていい」などの言葉を発する場合も、【これ以上触れないで欲しい】という心理の表れです
または、相手の話に間髪いれず相槌をしたり、「うんうん、それでそれで?」と会話を不自然に続けさせようとするのも、
会話が途切れ、自分の触れて欲しくない事に触れさせない為の防衛法です
立て続けにしゃべり、自分の考えを相手に押し付ける人も、自分の思い通りにしたいという欲求の他に、覆されると相手に負けるというプライドを傷つけられるのを防ぎたい自己防衛行動です
精神的に幼稚でわがままな人によくみられる行動の1つです
質問からそれた話と永延と続けたり、質問に答えず質問を返したりする人とコミュニケーションを図る場合はこの事を注意してみてみると判断できるかと思います