コミュニケーション能力向上

コミュニケーション能力向上 初級編  目の動き

ウソを見抜く! 視線の法則 心理学の実験で以下の事が分かっています 対話中に ①視線が左上に向く  過去の体験や、今までに見た風景を思い出そうとしている ②視線が右上に向く  今までに見た事のない光景を想像している ③視線が左下に向く  音楽や音など、聴覚に関わるイメージを思い描いている ④視線が右下に向く  肉体的な苦痛など、身体的なイメージを思い浮かべている   朝帰りをした旦那さんに聞いてみて下さい 「昨日何処に行ってたの?」 左上を見ながら答えたら、昨日の事を思い出しています しかし、右上を見ながら答えたら…今までに見た事のない事を想像している訳ですから嘘の可能性が高いという

コミュニケーション能力向上 初級編  よくしゃべる人

人はうしろめたい事があるとよくしゃべる まず、単に「よくしゃべる」といっても大きく2つのパターンに分かれます 1、社交的で会話のキャッチボールを楽しみたい 2、沈黙が耐えられずしゃべり続ける 1は相手との意思疎通(仲良くなりたい、相手の事を知りたい)を図りたくてしゃべるのに対し 2は自分の為(沈黙が気まずいから嫌だ)にしゃべるので、話し方が一方的で息苦しく感じます ここまでは説明しなくても皆さん、肌で感じ取れる事だと思います 問題は冒頭に書いた「人はうしろめたい事があるとよくしゃべる」です 例えば夫婦間での会話の一コマ 妻「昨日は遅かったわね」 夫「き、昨日は急に飲み会に誘われちゃってAさんと

コミュニケーション能力向上 初級編  距離

良い関係でいられる距離感  ちょうど良い距離とは? 自分と相手との立ち位置で、心理的に分けられる「距離」があります 相手との親密度を測る上で、この距離感は参考になりなすので、豆知識程度にご覧下さい ①0cm~45cm  体が触れる程の距離で、心理学では「密接距離」といいます  一般的には、家族や恋人などの関係に見られ、仕事上の付き合いでこの距離になる事はまず考えられません ②45cm~120cm  二人並んで、あるいは向き合って手を伸ばせば触れられる距離  心理学では「個体距離」といいます  友人同士や親しく話せる関係に見られる距離  喫茶店などの小さなテーブルをはさむとちょうどこの位の距離に

コミュニケーション能力向上 中級編  有言実行

人に信頼してもらう上で私が最も大切だと思うのは「有言実行」だと思います 人を裏切る最も簡単な方法は【中途半端に与える】 どういう事か、例をあげて説明させて頂きます 例 あなたは飲食店で働いてます 何度か来て頂いている顔見知りのお客様がいます いつも電車で帰る方なんですが、この日は自分のバイトの終了時間とそのお客様の帰る時間が同じだった為、好意で「家まで送って行きます」と声をかけました お客様は「え?いいの?」と喜んでくれました 後日、また来て頂き常連さんになってくれました   ここまでは相手を気遣うサービスで、また来店してくれたので良い事です   しかし、2、3回続きこの行

コミュニケーション能力向上 中級編  姿勢テスト

姿勢は共鳴する!? 突然共鳴なんて言われても意味が分かりませんよね(笑) どういう事なのか、具体的にお話しします     会議や友達との集まりなど、大勢の人が集まる場での一コマ 話してる内に意見が真っ二つに分かれました この時人は、自分の意見と同じ方に意志表示します 言葉で伝えられる人は耳から聞こえてくるのですぐ分かるのですが、問題は「発言をしない賛同者」がどれほどいるのかの見分けです その見分け方とはタイトルに出ている【姿勢】です 発言をしない賛同者は姿勢で同じ意見の人にサインを送ります ☯自分が話している時、前かがみになって聞いてくれている ☯賛同者達は同じタイミングで

コミュニケーション能力向上 上級編  言葉の信用度

言葉の信用度は1割以下  本音は全身に表れる 全身とは何処を指すのか? 信頼できる順で次の7つにまとめてみました ①自律神経信号→汗をかく、顔色が変わるなど  生理的な反応で、自分ではコントロールできません ②下肢信号→脚の動き  意識せず動く  脚を組み替えたり、貧乏ゆすりなど ③体幹(胴体)信号→姿勢  緊張すると背筋が伸び、リラックスすると背が丸まるなど ここまでの①~③は無意識の現象と行動です 無意識なので信頼できる手がかりといえます   ④見分けられない手振り→微妙な手の動き ⑤見分けられる手振り→意図的な手の動き ⑥表情 ⑦言葉 ④~⑦は意図的に作れる行動なので鵜呑みにで

コミュニケーション能力向上 上級編  予測と検証

ここでは私が実際日常生活で行っている読みの手法をご紹介します 内容が細かいので上級編にて紹介させて頂きます 場面場面によって様々なやり方がありますが、共通して言えるのは「観察して予測を立て答え合わせをする」です 初対面の人の8割は素の自分ではなく【よそ行きの自分】です 誰でも初めは緊張します 初めは相手がどんな人か分からないので、少なからず警戒し防衛本能が働きます あいさつの仕方、名刺の渡し方、言葉遣いなど、自分なりのやり方でファーストコンタクト時の自分を作っています ここでの見るポイントは ①目線 ②距離 ③握手の仕方 の3つです ①は大まかに3パターンに分かれます  1こちらの目を直視して